天声人語の書き写し、音読で国語力アップできるのか?天声人語を最大限に活用しよう!

国語に悩める皆さん、こんにちは。

元・国語嫌いのプロ国語教師、タゾエです。

私のところには日々、さまざまな国語に関するお悩みが持ち込まれます。

天声人語のとことん活用する!メール添削講座を開講中です。

天声人語の添削

天声人語の書き写し、音読で国語力アップできるのか?

お話を伺ってみると皆さん、意識が高いのです。

いろんなことやっています。

その中でもよく聞くのが天声人語の書き写しや音読の活用について。

「天声人語」の画像検索結果

国語力をアップを目指して始めた天声人語。
いろんな人が推奨しているし、やってる人も多い。
でも模試の成績には現れていない…
うちの子には意味ないのかな?
やっぱり問題をたくさん解いた方が良いのかも?

天声人語に対して半信半疑な方も多いようです。

私自身は、天声人語は国語力アップに有効な手段の一つになりうる、と考えています。

ただし使い方によっては、ですが。

http://corona-kokugo8.com/2019/01/07/post-296/

触れる日本語の質にこだわろう

まず前提として

国語力とは日々の積み重ねで手に入るものです。

日々触れる言葉を音読したり、読んだり、聞いたりすることで

無意識のうちに蓄積され、自分のものにしていきます。

読む、聞く、書く。

この動作を何によって行うかにこだわって欲しいと思います。

つまり、質のいい日本語に触れる回数を積み重ねることが大事なのです。

前回の記事でも書きましたが、

テレビに出ている人たちの日本語は間違っているものが多く、ヒドイ。

プロであるはずのアナウンサーでさえ間違えが多いです。

「ちがかった」とか、

「是非応援したいと思います」とか、

「〇〇王子が到着いたしました」とか…

おかしな日本語を放出しているテレビ、ネットニュースはおススメできません。

間違えた表現を正しいと勘違いして蓄積してしまうことになります。

質の良さ、という点でいえば

内容も手堅い上、正しい日本語が徹底されている天声人語は、

子どもが正しい日本語を身に付け、国語力をアップさせていくためにはうってつけなのです。

大手新聞などの紙媒体はまだ何とか日本語の正確さは残っています。

書き手としての誇りやプライドがあるのでしょう。

http://corona-kokugo8.com/page-778/

親の働きかけで国語力アップが加速!

天声人語で国語力アップを目指すなら、

子ども一人にさせない方が良いです。

おそらく最初から天声人語に楽しんで取り組むことはないでしょう。

最初は親御さんが関わることで、より一層加速します。

ではどのようなかかわり方をすればいいのでしょうか。

①「どんな話だったか簡単に教えて?」

あくまで楽しい雰囲気で尋ねます。

話題を聞くところから始めても良いでしょう。

大人が興味を持って耳を傾けることが大事。

急かさず、子どもの第一声をワクワクしながら待ちましょう。

②「この話、好き?嫌い?」

ついでに内容について意見を交換できたらいいですね。

そんなに難しいことじゃなくても良いんです。

「この話、好き?嫌い?」から始めてみてください。

この小さな問答は

自分の立場をはっきりさせることです。

自分の立場をはっきりさせるのが日本人は苦手です。

③理由を聞いてみる

続けて理由を聞いてみましょう。

「どうして嫌いなの?」「どんなところが好き?」など続けてみても良いでしょう。

自分の立場を明確にし、その理由を話す。

これは小論文の基本構造です。

正しい日本語、そしてアウトプット

質のいい日本語に触れ、程よいアウトプットがあること。

これが天声人語を使って国語力アップするポイント。

そして最初は子ども一人にやらせないことも大切です。

上記で紹介したことは、

子どもとのコミュニケーションにもなりますし一石二鳥です。

是非やってみてくださいね。

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